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2011年12月 7日 水曜日

借入で必要な事業計画書の作り方 《売上高予測-2》

前回の補足になりますが、総客席数についてお話をしたいと思います。

総客席数とは、物件が決定した段階で、その物件の平面図(平面図=店舗を
上から見た店舗レイアウトのことを言います)を設計士や内装業者に依頼して
作ってもらったものの客席の数をいいます。

ただし、平面図を作成していない状態で事業計画書をとりあえず算出してみた
い方は、業態によって異なります。

下記の計算式と例を参照ください。

計算式は、席数=面積×目安の倍数


 ・居酒屋の目安 : 面積×1.5席(店舗面積40坪×1.5=想定60席)
 ・レストランの目安 : 面積×1.2(店舗面積40坪×1.2=想定48席)
 ・喫茶店やファーストフードの目安 : 面積×2(店舗面積40坪×2=想定80席)
 ・高級専門店の目安 : 面積×1(店舗面積40坪×1=想定40席)

では早速、前回の続きをご説明致します。

1時間当りの売上予想額が算出できましたら、次は曜日ごとの売上予測額を算出
します。前回の連載を復習して、今回につながるようにしましょう。
曜日ごとの売上予想額、月間売上予想額、年間売上予想額を算出してみましょう。

手順は次の通りです。

 1. 前回紹介した公式を使い、1時間当りの売上予想額をすべて算出します。
   例) 1時間当りの売上予想額=20,000円

 2. 1時間当りの売上予想額を1曜日毎に合計していきます。月曜日~日曜日
   (定休日を除く)の曜日毎の売上予想額を算出します。
  
 

  例)営業時間8時間×1時間当りの売上予想額20,000円
                         =1曜日の売上予想額 160,000円

 3. 1日の平均売上予想額の算出方法は、曜日毎の売上予想額を1週間分合算
    して、その合計を7日間で割り、1日の平均売上予想額を算出します。
 

   1日の平均売上予想額=曜日別売上予想額の1週間の合計÷7日間
   例) 160,000円×7日=1週間の売上合計予測額1,120,000円
      1週間の売上合計予測額1,120,000円÷7日間
                        =1日の平均売上予想額160,000円
 

 4. 月間売上予想額は、3.の1日の平均売上予想額を30日で加算したものとなり
   ます。

   月間売上予想額=1日の平均売上予想額×30日
   例)1日の平均売上予想額160,000円×30日=月間売上予想額4,800,000円

 5. 年間売上予想額は、4.の月間売上予想額に12ヶ月を加算したものです。
   年間売上予想額=月間売上予想額×12ヶ月
   例)月間売上予想額4,800,000円×12ヶ月57,600,000円

売上予測額は、最低でも目安として家賃の10倍以上の売上になっているかを確認
します。
当然ですが、マーケティング調査を実施し、もし、家賃の10倍以上の売上予想額に
ならないと判断した場合は、事業計画自体が無理ということになり、その場所での
出店は見合わせることにするか、あるいは、業態そのものを変更するか、という選
択肢となります。

次回は要員計画と標準労働時間計画 その1です


投稿者 杉田浩二税理士事務所