マスターブログ
2014年8月20日 水曜日
カフェ開業急増
8月18日付日経MJによると、
日本政策金融公庫における2013年度の喫茶店の創業融資は426件で、12年度に比べて24%増えたといいます。
14年4~6月も増加しており、増加理由としては、カフェブームが続いていることなどから、商機ととらえる人が増えているのと、20代にスターバックスコーヒーの開業などを目の当たりにした世代が自己資金を貯めて参入しているため。
喫茶店は、他の飲食業に比べて開業資金が抑えられる点もカフェを選ぶ一因となっている。
1世帯当たりの喫茶代の支出額は増加傾向で、大手チェーンも積極出店しており、個人店は古民家を改装するといった店構えやアイデアをこらしたメニューなどで個性をアピールする動きが目立つ
ということです。
私もカフェの開業融資申請のアドバイスをさせていただいておりますが、カフェの創業融資を受けるうえでのポイントがあります。
ひとつは、差別化。コンセプトですね。
あなたの店はドトールコーヒーショップやスターバックスコーヒー、あるいは、コメダ珈琲店とはどう違うのか。
大手チェーンと似たような店を出店しても、成功する可能性が低いので、創業計画書でこの点が明確になっていないと、融資申請が通る可能性は低いです。
上記の日経MJの記事にあるように、「古民家を改装するといった店構えやアイデアをこらしたメニューなどで個性をアピールする動きが目立つ」というのは、そういう理由です。
もうひとつは、どうやって収益をあげるのか。
カフェは客単価が低いので、客数を増やす=客席回転数を多くしなければ成り立ちません。
少なくとも、損益計画で損益分岐点客数を正確に把握し、その客数以上集客し、なおかつ借入金を返済できるだけの利益を上げる計画を立てなければ、融資は受けられません。
「損益分岐点客数=固定費÷客単価当たりの粗利益」です。
たとえば、コーヒー1杯を400円で売るとして、原価が50円とすると、差し引き350円が1杯あたりの粗利益です。
人件費、家賃、光熱費その他の経費の合計が固定費です。
仮に、コーヒー単品しか販売しないとして、固定費が月に100万円かかるとすると、100万円÷350円=2,857.14人、端数切り上げて、月に2,858人集客する必要があります。
月25日営業する場合は、1日当たり115人集客しないと赤字になります。
実際の計画では、ランチタイム、カフェタイム、ディナータイム毎の客数と客単価を予測し、それに基づいて計算しますので、少し複雑にはなりますが、いずれにしても、損益分岐点客数以上集客し利益を出せるだけの魅力ある店が作れるのか、やはり、コンセプトが大切になります。
自分の店はチェーン店とどう違うのか、明確に差別化できないと、なかなか融資は通りません。
日本政策金融公庫における2013年度の喫茶店の創業融資は426件で、12年度に比べて24%増えたといいます。
14年4~6月も増加しており、増加理由としては、カフェブームが続いていることなどから、商機ととらえる人が増えているのと、20代にスターバックスコーヒーの開業などを目の当たりにした世代が自己資金を貯めて参入しているため。
喫茶店は、他の飲食業に比べて開業資金が抑えられる点もカフェを選ぶ一因となっている。
1世帯当たりの喫茶代の支出額は増加傾向で、大手チェーンも積極出店しており、個人店は古民家を改装するといった店構えやアイデアをこらしたメニューなどで個性をアピールする動きが目立つ
ということです。
私もカフェの開業融資申請のアドバイスをさせていただいておりますが、カフェの創業融資を受けるうえでのポイントがあります。
ひとつは、差別化。コンセプトですね。
あなたの店はドトールコーヒーショップやスターバックスコーヒー、あるいは、コメダ珈琲店とはどう違うのか。
大手チェーンと似たような店を出店しても、成功する可能性が低いので、創業計画書でこの点が明確になっていないと、融資申請が通る可能性は低いです。
上記の日経MJの記事にあるように、「古民家を改装するといった店構えやアイデアをこらしたメニューなどで個性をアピールする動きが目立つ」というのは、そういう理由です。
もうひとつは、どうやって収益をあげるのか。
カフェは客単価が低いので、客数を増やす=客席回転数を多くしなければ成り立ちません。
少なくとも、損益計画で損益分岐点客数を正確に把握し、その客数以上集客し、なおかつ借入金を返済できるだけの利益を上げる計画を立てなければ、融資は受けられません。
「損益分岐点客数=固定費÷客単価当たりの粗利益」です。
たとえば、コーヒー1杯を400円で売るとして、原価が50円とすると、差し引き350円が1杯あたりの粗利益です。
人件費、家賃、光熱費その他の経費の合計が固定費です。
仮に、コーヒー単品しか販売しないとして、固定費が月に100万円かかるとすると、100万円÷350円=2,857.14人、端数切り上げて、月に2,858人集客する必要があります。
月25日営業する場合は、1日当たり115人集客しないと赤字になります。
実際の計画では、ランチタイム、カフェタイム、ディナータイム毎の客数と客単価を予測し、それに基づいて計算しますので、少し複雑にはなりますが、いずれにしても、損益分岐点客数以上集客し利益を出せるだけの魅力ある店が作れるのか、やはり、コンセプトが大切になります。
自分の店はチェーン店とどう違うのか、明確に差別化できないと、なかなか融資は通りません。
投稿者 杉田浩二税理士事務所