飲食店開業のポイント
現金管理は慎重に

あなたのお店では、現金の管理はどうされていますか?
レジのお金と売上がなかなか合わない、合わせるだけで毎日何時間もかかる。
こんなお悩みをお持ちの経営者、店長の方は多いと思います。
また、現金の管理がずさんだったり、帳簿の残高と手もと残高が合っていなかったりすると、税務調査で苦労します。
痛くない腹をさぐられることにもなりかねません。
こうならないために、普段から、お金の流れを客観的に証明できるようにしておきたいものです。
経理のやり方をちょっとかえれば、解決できます。以下に、その方法をご提案します。
仕入のためのお金は、売上金や釣り銭とは別に管理するとわかりやすくなります。
時間がなくて毎日銀行に行けない場合は、数日毎でも結構です。
ただし、通帳には、営業日毎の売上金が記帳されるように分けて入金してください。
通帳に記帳された金額は後で訂正できませんので、数年後見たときに、レジシートの金額と通帳の入金額が一致していれば、一応、正しいだろうという推定が働きます。
(レジ現金の流れ)
前日繰越金額 | レジ内の現金(定額) |
---|---|
本日現金売上高(+) | |
現金過不足(-) | つり銭間違い等 |
銀行入金額(±) | |
翌日繰越金額(=) | レジ内の現金(定額) |
※ 現金過不足が高額になる場合は、原因を調べるようにしてください(経営への影響が大きくなるため)。
当事務所では、売上日報から現金出納帳へ自動集計できる、オリジナルエクセルシートを使用しています。
このシートを使えば、日時損益の算出も可能です。
会計ソフトの利用をお考えのお客様は、ぜひ、ご相談ください。
売掛金・買掛金の管理が楽になりますよ。
お問い合わせ電話番号 (03)5460-5529

釣り銭間違い、仕入等の経費をレジから支払った。
色んな要素が合わさると、訳がわからなくなります。
売上金と経費の支払金は、面倒でも分けて管理しましょう。
※ 大口の仕入先には、仕入の都度現金で支払うのではなく、1か月分まとめて請求書を発行してもらい、振込みにしてもらえるよう交渉してください。
小口現金は、オーナーか信頼できる特定の従業員に管理させてください。
残高のチェックは、毎日欠かさずしてください(不正防止のため)。
(お金の流れ)
前日繰越金額 | |
---|---|
本日補充金額(+) | |
支払金額(-) | レシート、領収証の合計金額 |
現金過不足(±) | つり銭間違い等 |
翌日繰越金額(=) |
レシートや領収書は、小口現金出納帳に貼って提出してもらってください。
(領収書が出なかった場合は、その理由を書いておくこと)
※現金過不足が高額になる場合は、原因を調べるようにしてください。
(経営への影響が大きくなるため)。
また、仕入以外の少額な経費は、一旦従業員に立替えておいてもらい、1ヶ月毎に精算することにしても良いと思います。
(小口現金出納帳は各自で作成し、出納帳兼請求書とし、提出期限を決め、給料と一緒に振込むと良いでしょう(振込手数料が節約できます)。
領収書は出納帳の裏に貼って提出してもらってください。
事務作業はなるべく少なく済むように工夫し、利益を増やすことを考える時間を作ってください。
何より、オーナーの体が楽になりますよ。

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